7716リビング(実家)

群馬在住、30代主婦の日々のあれこれ

2月2週目 ひきこもらないでサウナ

アラサー主婦の備忘録(ヤマもオチもありません)

2月5日~2月11日 今週の出来事

 

今週読んだ本

ひきこもらない

『ひきこもらない』 Pha著


PhaさんはTwitterをたまに見ていて、ザ・ノンフィクションに出ていたのをYouTubeで見て、今回初めて本を読みました。
YouTubeで見た分には、ファという名前のようにふわっとした、いつも静かに(ほんのり)笑っている印象のPhaさんでしたが、意外としっかりした意見があり、文章も何だか詩的で、読み応えのある素敵な本でした。
エッセイなのですが、社会不適合ながらもゆるーく幸せそうで(ちょこちょこは沈んでいるようですが)、自分らしく生きていて、これこそ真のリア充なのではないかと思います。
ひとりで高速バスや電車に乗って、ただ遠くに行く。
同じところにいると澱んでくるから、知らない街のビジネスホテルにただ泊まるだけでもリフレッシュ出来る、みたいなのすごく共感しました。
今はあたしおかあさんだし、家もローン組んで買ったので、なかなかふらっとここではないどこかへ行くのは難しいのですが、Phaさんのような生き方も憧れます。
心地よい空気感があり、読み終わるのが惜しい本でした。おすすめです。

 

サウナトランスがしたかった

上記のPhaさんの本に『37歳になったらサウナに行こう』という章がありまして、その中でサウナトランスというものが書かれてたんです。
サウナに12分くらい入って、水風呂に1分入って、休憩すると、すごく気持ち良くなれる…みたいな記述で。
合法で、気持ち良くなれるって聞いたら、やりたくなるじゃないですか(真顔)。
なので、日帰り温泉に行ってきました。
群馬は温泉県なので、サクッと行ける日帰り温泉がちょいちょいあります。
今回行ったのはこちら。

七福の湯 前橋店

七福の湯には2階の浴場の中にサウナが2つと、1階に男女兼用の岩盤浴と陶板浴がありまして、しかも時間によって陶板浴でロウリュウというものが行われまして、とにかく汗をかく態勢はバッチリ。

しかも時間無制限で入れて、ひとり1000円(入館料、館内着込み)という安さです。群馬万歳。

ロウリュウの時間は公式サイトに書いてあるのですが、どうやら見間違えたようで一時間早く着いてしまったので、まず浴場で体を洗って、スチームサウナに入ってみました。

平日の午前中なので、ほぼ貸し切り。正面にテレビと、時計があります。

PON!だか、ヒルナンデスだかを見ながら、タオルをかぶって12分ただぼんやりする。

あまりサウナは得意ではなかったのですが、外が寒いせいか、そんなに熱くないサウナなのか、私の気が長くなったのか、意外と12分あっという間な感じで入っていられました。

出たらシャワーで汗を流して、隣の水風呂に入ります。

水風呂初体験だったのですが、これに入らないとサウナトランスが得られない! ということで意を決して入りました。

水温17度。お腹まではどうにか入れたのですが、肩までは無理でした。

半分身体を浸けて、2分ほど。で、上がって、露天風呂にあるビーチチェアに腰掛けて、タオルをかぶってトランスを待ちます。

しばらくすると、ぐおーっと体が重くなるような感じがして、「あ、これかな」という感覚がきました。

頭の中がぐるぐる回って、結構強めな、めまいのような感覚。 

あれ、思ったほど気持ちいいっていうか、むしろ苦手な感覚かも知れないぞ…? と思いつつ、数分で初トランス終了。

時間も近くなったので、ロウリュウが行われる陶板浴へ移動しました。

 

いざロウリュウ

陶板浴は、岩盤浴と構造は似たようなもので、温められた陶板の上に寝転がるとじんわり汗をかく。で、岩盤浴よりは熱くないから、ちょっと楽かな~という場所です。

部屋の奥の暖炉みたいなところに積まれている熱々の石が熱を発していまして、そこにアロマ水を柄杓やバケツでぶっかけて、更にタオルやでっかいうちわで扇いで熱風を発生させ、それをお客さんにうちわで扇いで浴びせかけて、お客さん汗びっしょりで「ヒャッハー!」っていうのが、ロウリュウの流れです。

字で書くとイカれてますが、なかなかの非日常で、ひと時のお祭り騒ぎで、面白いです。


七福の湯 前橋店 ロウリュウのご紹介

 

正面でうちわを扇がれると、目を開けていられないくらいの熱波がきます。

以前体験したときは、ロウリュウ後ぐったりするくらいだったのですが、今回は体も元気だったのか、日ごろの寒さで体が冷えすぎていたのか、全然平気だったので「おかわり欲しい人ー!」に手を挙げて、2回扇いでもらいました。

ロウリュウは、時間にして20分くらい。ひとりで行っても何の問題もなく楽しいです。

終わったらまた2階の浴場に戻って、シャワーで汗を流して水風呂へ。

やはり肩までは入れず、お腹までで2分ほど。

イスに座って休憩しまして、またぐわーっていうの来たのですが、やっぱり頭がくらくらしてあまりいい気分ではないので、露天風呂に移動して普通に入浴しました。

下調べが『ひきこもらない』だけだったので、これがサウナトランスなのか、私のやり方間違ってるのかもわからないのですが、あんまり私には合わなかったかなあ。

普通に肩まで温かいお湯に浸かってる方が気持ちよかったです。

トランスという意味では「うーん?」でしたが、『合法で、気持ち良くなれること』はいっぱいある日帰り温泉。癒されました。

私意外とサウナ平気だなというのもわかったし、水風呂も初めて入れたし面白かった。

この寒い時期、ロウリュウもおすすめです。

 

今週見たDVD

クロニクル [Blu-ray]

『クロニクル』
何か他のDVDを見た時、予告が入っていて、面白そう! と思ったので見てみました。
予想以上に面白かったです!

予告の感じで、DQNな若者がうっかり手に入れたスーパーパワーで、何やかんや人に迷惑をかける話かな? と思っていたのですが、若者たちがみんないい子なのがまず予想外でした。
・母は病気、父は消防士だったけど仕事中の怪我で保険金暮らし、やさぐれて朝から飲んだくれている、気弱でいじめられっ子気質、もちろんモテない、主人公のアンドリュー
・スティーブンの従兄弟で、理屈っぽいけど面倒見がいいマット
・学校の人気もの。いい奴のスティーヴ
3人は森の中で謎の穴を見つけ、その中で謎の石に触れることで、触れずに物を操ったり、空を飛んだり出来るようになります。
最初はただ遊びや軽いイタズラに使っていたものの、アンドリューは父からの暴力や、初体験の失敗、母の薬を買うお金を工面するためなど、鬱屈とした気持ちを晴らすため、その力を使うようになる。
やがてそれは他人に危害を加えるようになり、マットとスティーヴは彼を止めようとするが…

という話。


B級な感じもあり、でもCGもしっかりしていて、スーパーパワーの描写とか「すごいなー」と思いました。
突然与えられたスーパーパワーをどう使うか。
漫画『いぬやしき』と似たところもあり、私ならどうしようかなあと考えたり。
とりあえず空は飛びたいですよね。
で、ふらっと遠くまで行って、崖の上に座ってぼんやりしたりしたい。

世界遺産とか、絶景とか、あり得ない位置から見たい。

基本こっそり使いたいですが、でも多分それだけじゃ収まらなくて、嫌な奴にはなんかぶつけたくなるし、ズルもしたくなるし、金儲けにも使いそうだし、『私は周りの人とは違う』みたいな驕りが出てきてそのうち『私は神だ!』みたいになって…うーんやっぱりない方がいいのかも。
大いなる力には大いなる責任がともないますからね!