『ひとりぼっちをみんなで考えようプロジェクト』を応援したい
こんにちは、7716です。
みなさまは、自分のことぼっちだと思う事ってありますか。
私はあります。というか、ぼっちだと思っています。
それが楽だったり、楽しかったりする半面、こじらせると世界から置いてけぼりにされているような、周りの人がみんな眩しくて、自分だけすごく劣っているような気持ちになることもあります。
でね。
それを「問題だ」と思っていた時期もあるのですが、これってたぶん私だけじゃないんですよね。
たぶん、地球で60億人くらいは、多かれ少なかれ孤独感を感じている人っていると思うんです。
周りに人がいる、『社会』という枠組みで生きている以上、『自分』と『他人』、『あちら』と『こちら』という肉体の境界がある以上、自然と出てくるものなのでは。と思うんです。
今回紹介したいのは、NHKのEテレ(昔のNHK教育のチャンネル)でやっている、ハートネットTVの『ひとりぼっちをみんなで考えようプロジェクト』です。
Eテレをつけっぱなしにしていて、たまたま見た番組なのですが、孤立感、孤独感についてみんなで考えていこうという趣旨の番組です。
プロジェクトリーダーは、若者の自立を支援するための民間の学校『侍学園』を経営する長岡秀貴さん。
番組では、実際にぼっちだと感じている人たちに話を聞き、ぼっち解消のために取り組むことなどをアドバイスしていました。
リーダータイプゆえに、人の意見を聞けずに孤立してしまう人には、「意見を押し付けずに、人の話を聞く」ことを。
反対に受け身で流されがちな人には、「自分のやりたいことを率先する」こと。
考えすぎて動けない人には、「当日、急に今日やることを伝えられて、それを実行する」。
というミッションを与えます。
リーダータイプと受け身のふたりは共に行動するのですが、普段の正反対をやってみて、「あ、これもありなんだ」「こっちもいいんだ」と気付きます。
変わるんじゃなくて、自分の中に入れてみる。「こういうのもあるんだ」「いいんだ」と受け入れてみる。受容ですね。
最後の考えすぎて動けない人は、不登校の高校生だったのですが、「みんなは学校に行っているのに私は一体なにをしているんだろう」「私はみんなに忘れられる存在」という『自分はわすれられぼっち』であると思っていて、彼女に当日与えられたのは、
『中学校の頃の担任に会いに行こう』
というもの。コエー!!(((( ;゚Д゚)))
彼女はドキドキしながらも先生に電話をかけて、会いに行きます。
まあテレビカメラがついてくるので、先生にも知らせ済みではあるのでしょうが、それでも超緊張しますよね。
「私は忘れられる存在」だと思い込んでいる彼女。
でも、先生は優しく迎えてくれて、「合唱好きだったよね」「本を読むのが好きだったよね」と、彼女のことを覚えていてくれたんです。
不登校についても、「先生も小学校の時、学校に行けなかったことがあった」と話してくれて、「今は辛いかもしれないけれど、でも別に致命的なことにはならない」と励ましてくれて、「またいつでも来ていいからね」と言ってくれる。
繋がりを感じた、という彼女に、長岡さんはアドバイスします。
「誰かに思われたい、忘れられたくないと思う。そんな風に感じるとき、誰かのことを思ってみるといい。
誰かのことを思う事は、支えること。
思われている人は、支えられている。
それは相手の力になる。それがつながるということ」
うろ覚えなのですが、こんな感じだった。
めっちゃいいこと言う。長岡さん。
そんな長岡さんが、孤立を研究している大学の先生と作った『ぼっちメーター』が、今公式サイトで公開されています。
番組自体まさに発展途上で、次回の放送はこの『ぼっちメーター』の結果を元に作られていくそうなので、孤独、孤立、寂しさを感じている人はぜひやってみて、番組も見てみて下さい。
私はやや高めの71パーでござんした。
家族も子供も仕事もあるのに71パーセント。どうかしてるぜ!(でも最近はそんな自分が結構面白い)
先にも書きましたが、肉体の境界がある以上、孤独感はなくならないと思うし、なくさなくてもいいと、私は思うんです。
でも、寂しいって思うのは自分だけじゃない。って気付けたら。
寂しい時、その気持ちを出せて、分かち合えたら、それだけでもずいぶん変わると思うんですよね。
だから、日本のどこでも見られるNHKでこういう取り組みをしてくれるってとても優しいことだなと思っています。
私自身の為にも、同じように孤独を感じる人の為にも、みんなでひとりぼっちを考えようプロジェクト、応援したいのです。
興味ある方はぜひ見てみて下さい。
読んでくださってありがとうございました♪